薬膳で考える!こどもの肌トラブルを食事で整える方法

目次
子どもの肌トラブルに悩むお母さんへ
「子どもの肌がカサカサしてかわいそう」
「小さいのにニキビみたいなブツブツが…」
「皮膚科に行っても、薬を塗るだけで根本改善にならない」
お母さんたちから、こんな声をよく聞きます。

よくある誤解
肌トラブルが出ると、まず言われるのが——
- 保湿クリームをしっかり塗りましょう
- アレルゲンを避ければ改善します
- 甘いものを控えればOK
もちろん、これらも大切なケアではあります。
でも、それだけでは根本的な改善にならないことも多いんです。

肌は「内側の状態」を映す鏡
薬膳の視点では、肌トラブルは「体の中のアンバランス」が表面に出たサイン。
- 胃腸が弱っていて栄養が巡っていない
- 血の不足で肌にうるおいが届かない
- 熱がこもって炎症として現れている
- 余分な水分が停滞してブツブツやじゅくじゅくに
同じ「肌荒れ」でも、原因はまったく違うんですね。

薬膳でできるアプローチ
薬膳では、まず その子の体質を知ること から始めます。
たとえば:
- 乾燥タイプ → 白ごま、豆腐、はちみつなどでうるおい補給
- 熱タイプ → きゅうり、豆腐、梨などで余分な熱を冷ます
- 湿タイプ → とうもろこし、はと麦、冬瓜などで余分な水分を排出
「乾燥肌だから保湿クリーム」だけではなく、
体の内側からも整えていくのが薬膳の考え方です。

子どもの肌荒れでありがちな悪循環

よくお母さん方ががんばっているのに、かえって悪循環になってしまうケースがあります。
- 石けんでゴシゴシ洗いすぎる
→ 汚れを落とそうとするあまり、必要な皮脂まで奪って乾燥が悪化。 - 食べ物を極端に制限してしまう
→ アレルゲン除去をしすぎて、子どもに必要な栄養まで不足してしまう。 - 市販のおやつをゼロにする
→ 親子でストレスがたまり、子どもが隠れて甘い物をドカ食いして逆効果。
実は「やらなきゃ!」と一生懸命になるほど、
お子さんもお母さんも負担が増えてしまうことがあるんです。
薬膳では「何をやめるか」よりも、
その子に合ったものをバランスよく取り入れることを大切にします。
まとめ|子どもの肌トラブルは食事から整えられる

子どもの肌荒れは、外側からのケアだけでなく、体の中から整えていくことが大切です。
薬膳では、乾燥・炎症・湿疹など、体質に合わせた食材を選ぶことで、自然に肌の調子を整えていけます。
ごきげん薬膳では、お子さんの体質に合わせた食事や薬膳レシピのご相談も承っています。
お気軽にお問い合わせくださいね。